貪欲に愛を欲す

鷹人side

「愛してるわ。鷹人のこと。
だからっ、お願いっ、、捨てないで、、
私のこと、愛して…」

愛を乞いているのに、麗の瞳に映るのは、全てを諦めたような絶望。

クツりと、首が鳴る。

あぁ、そうだ。
もっと、もっとだ。
俺に溺れ、俺に縋れ。
そして、他なんて見なくていいんだ。

想像よりも、ずっと傷ついた女だった。
此奴が自殺に逃げなかったことに感謝する。

「あぁ。キツイくらい、苦しいくらいに愛してやる。お前だけを、な。」

ばっと顔を上げた麗。

「ぜったぃ?」

「あぁ。」

「ず、っと?」

「あぁ。」

「私、だけ?」

「約束する。」

そう言うと、麗は嬉しそうな、恥ずかしそうな笑顔を浮かべ…顔を歪めて泣き出した。

「うぅ、っっ。」

傷ついた此奴を癒すのは、俺の役目だ。
ニヤリと口角を上げ、此奴の首筋にキスを落とし、時に強く吸い付く。


…ただ、1つ思ったこと。

「綺麗、って言ったな。悪ぃ。」

そう、此奴のワンピースを着た姿を見て、俺がつい口にしたこと。
嫌だっただろう、と思い、謝った。