貪欲に愛を欲す

「辞めてぇっ!パパっ、痛いよぉお!」

どれだけ泣き叫んで抵抗しても、
腰を振り続けるパパ。

そして、
「綺麗だ、綺麗だよ、麗。
お前は本当に綺麗だ。」

そう、言い続けるパパ。


…そしたら、部屋のドアが開いた。

私の声に気づいたのだろう。
ママが入ってきたんだ。

助かったと思って、「ママぁっ!」と叫んだら、ママが私の頬を打った。

そして、涙を流して、
「あんたっ、何やってんのよっ!
人の男誑かしてっ、汚い子っ!」

ヒステリックに叫んだママ。


…それからは、地獄の日々だった。

世間体を気にしてか、捨てられはしなかったけれど、
ご飯は与えられず、毎日与えられる500円で、1日を生活した。

そして、月に3回ほど、父が連れてきた男たちに抱かれた。

…男たちはいつも、私の上で
「綺麗だ綺麗だ」と口を揃えて言う。

…色んな男に抱かれた汚い女に、
唱えられるそれらは、ただ、ただ苦痛で。

そして、終わった後に必ず、
父が「お前はこう喘いだ方がいい」なんて意味よの分からない話をされて。

自分の見せ方を教わされた。