貪欲に愛を欲す

鷹人side

くすくすと肩を揺らして笑う麗。

ただただ美しく、孤高の存在感を醸し出していた麗とは変わった。

普段、儚く何処かを見つめ、静を表すように佇む彼女は笑うと年相応の可愛らしさを見せる。

笑う時に首を傾ける仕草も、
甘えるように俺の体に抱きつく様も、
どれも可愛すぎてダメだな。

ちっ、こんな麗を見たら、どんな男も堕ちるだろう。

ただでさえ慣れない‘’不安”
それが俺を蝕んでいく。
そして、比例するように増えていく独占欲。

このままじゃいつか小せぇ男って思われるな。

「ふふっ、愁ってば大袈裟だなぁ。」
だが…こいつになら、どんな小せぇ男になったって、他のやつに笑われたって構わない。

この笑顔を守れて、俺だけのものになるなら…

今は、守るのが最優先だな。

今日の0時、麗の義両親の悪行を
メディアに回す。


麗の…俺の唯一の邪魔をする人間は消えてもらう。

勿論、これは麗がもう怯えずに生きていくための、そして今まで麗にしてきた分の罰の意味がある。

だが、それ以上に義両親を潰すのは俺にとっての‘’利”

今の麗は、幼い時から植え付けられた義両親と義姉に対する恐怖に縛られている。

麗の頭の中に俺以外が植え付けてあるなんて許せねぇからな。…黒翁も然りだが。