貪欲に愛を欲す

「っと…ふっ、どうした?」

耳に当たる吐息が卑猥で、顔が熱くなる
私の垂れた髪を掬い耳元にかける鷹人。

その動作一つ一つが大人っぽくて、

嬉しさのドキドキとトキメキが混ざって変な気持ちになる。

「ふふっ、あのね?
親友って…言って貰えて…言えたの。
私のこと、待ってるって。」

今までは親友どころか、友達も出来なかった。そんな私に、親友と呼べる人が出来るなんて。

「すっごく…嬉しい。」

「ふっ、可愛いな麗。良かったな。」

鷹人の大きくて温かい手が頭に乗り、
ゆっくりと撫でられる。

気持ちよくて、もっと撫でて欲しくて
鷹人の胸板に体を預ける。

「ねぇ鷹人…すごく、幸せ。」

鷹人に出会った日から、私は180度変わった。
大好きな彼がずっと傍にいてくれて、
大好きな友達が自分を待っていてくれる。

「…まだ足りねぇよ。これから一生グズグズに甘やかして溺れさせるからな。」

こんなに幸せでいいのだろうか。
これ以上求めたら全て消えてしまうんじゃないだろうか。

そんな考えがない訳では無い。

けれど…、彼は黒崎鷹人だから。

きっと、全て…叶えてくれる。