貪欲に愛を欲す

どんな所に嫉妬してんだとか、
付けすぎだとかいつもなら言うけれど…

それに気づいた鷹人も凄い。
何より、麗ちゃんが。

「…本当、麗ちゃん最高。」

ポツリと言葉を吐き出す。

生い立ちから学んだ習性というか、生き方だろうが、麗ちゃんの人の心を読むに長けている所は、姐として大切なもの。

本当、麗ちゃんが鷹人の伴侶で良かった。

「てめぇ、麗を玄関先で口説いたっつー言葉も嘘じゃねぇみてぇだな?」

「ふふ、こうやっていつも誑かしてくるのよ?」

…今、すっごい浸ってたのに。
すっごい感動ポイントだったのに。

「いやいや、解釈が可笑しすぎる…
もう勝手にして…」

やっぱり、もう嫌。


ずぅぅぅんとわざと沈んでみる。
…チラリと2人を見るけれど…

いや、分かってたよ?知ってたけどね?
2人とも此方を見てもいない…

「はぁ、いいや。
それでぇ~?麗ちゃんの護衛どうすんの?」

このまま居ても埒があかないので
話を進めることにする。

「マサに頼んだ。」

「さっきまでね、マサさんがいらしてて、
お願いしたの。」

2人の返答に頷く。

やっぱりマサねぇ…
くそ、この前の任務を失敗しておいて、麗ちゃんと一日中一緒にいれるなんてふざけた奴だ。