出来るだけ、優しく言おうと努めたはずなのに、俺から出たのは冷たい声。
麗の肩がビクリと上がる。
「…あ、のね?」
視線を落とした麗。
「黒翁、の人達はとてもいい人たちなの。
すごく、優しい人達なんだと思う。
でも…本心が見えないって、怖いでしょ?
やっ、怖い、というか…」
何かに怯える様に、言葉を選びながら話す麗。
ゆっくりと待ってやるが、麗自身も言いたいことが言えず、投げ雲になっている。
とりあえず、黒翁が関係してることは分かる。と言っても、黒翁には絶対に触るなと首を刺しているから、この匂いは黒翁の奴のものじゃないだろう。
麗が怯えることって何だ…?
首を傾げるも、麗の言いたいことに擦るような考えは出てこない。
もともと、モノに対して執着のない麗。
此奴が執着を見せるのは…唯一、俺だけだ。
麗が怯えること…
それは、俺から捨てられること。
…いや、そもそも有り得ねぇし、な…
俺から捨てられる、が違うなら
俺から嫌われる、か?
頭の中の何かがピンと張るような気がした。
「俺が唯一大切にしているのはお前だけだ。黒翁がどうした?お前が感じたものを、そのまま言葉にしろ?」
的中したのか、俺の体に擦り寄せる麗の体。
麗の肩がビクリと上がる。
「…あ、のね?」
視線を落とした麗。
「黒翁、の人達はとてもいい人たちなの。
すごく、優しい人達なんだと思う。
でも…本心が見えないって、怖いでしょ?
やっ、怖い、というか…」
何かに怯える様に、言葉を選びながら話す麗。
ゆっくりと待ってやるが、麗自身も言いたいことが言えず、投げ雲になっている。
とりあえず、黒翁が関係してることは分かる。と言っても、黒翁には絶対に触るなと首を刺しているから、この匂いは黒翁の奴のものじゃないだろう。
麗が怯えることって何だ…?
首を傾げるも、麗の言いたいことに擦るような考えは出てこない。
もともと、モノに対して執着のない麗。
此奴が執着を見せるのは…唯一、俺だけだ。
麗が怯えること…
それは、俺から捨てられること。
…いや、そもそも有り得ねぇし、な…
俺から捨てられる、が違うなら
俺から嫌われる、か?
頭の中の何かがピンと張るような気がした。
「俺が唯一大切にしているのはお前だけだ。黒翁がどうした?お前が感じたものを、そのまま言葉にしろ?」
的中したのか、俺の体に擦り寄せる麗の体。
