貪欲に愛を欲す

私の言葉に満足そうに頷いた鷹人。

「俺の狂愛を…お前に捧げる。」





それから、愁も家に来て、
3人でご飯を食べた。

そして、鷹人と愁に百合を紹介した。

「あのね、友達が出来たの。
凄く優しい子。嬉しい。」
百合を思い出し、微笑む私に、
2人とも優しい笑みを浮かべてくれた。

「あ~黒翁と仲良く出来てるぅ?」
愁が思い出したように聞くけれど、
正直…黒翁とは関わっていない。

「んー…幸村くんしか名前知らないし、
特に喋らないからなんとも。」
嬉しそうな鷹人と、
「そっかぁ」と返す愁。

「あ、でも幸村くんは気になったなぁ」

ポツリと言葉にした私に、
先程まで嬉しそうだった鷹人の機嫌が最低ラインまで落ちた。

「あ゛?浮気か?」
めちゃくちゃ低い声でいうものだから、
愁がちょっと引いてる。

「お前の会話を聞こうとイヤホンした瞬間、お前が幸村くんなんて言うもんだから萎えた。」
サラリと言った鷹人。

「いやいやいや!?ガッツリ盗聴してること言うかなぁ普通!?」
そして、慌てる愁。

でも、盗聴器が付いてることは知っているし、そこまで驚くことじゃないと思うんだけどなぁ。