貪欲に愛を欲す

けど…
「ううん。会いたくない。
鷹人がいればいいもの。他は要らない。
話すことなんて何も無い。」

会いたくはない。

私の返答に、機嫌を良くした鷹人。

「あぁ。それでいい。流石、俺の女だ。」
ふふっ、うれし。

鷹人からの、“俺の女”という言葉には不思議と力がある気がする。


「ふふっ、でも…
一つだけ。お願い、聞いてくれない?」

「なんだ?」と首を傾げる鷹人。

鷹人の頬にキスを落とす。
「会わない、よ。だから…
鷹人も、瞳に会わないで。」

きっと今、私の目は濁っているだろう。

「私は、もうぶれないよ。
鷹人だけは…諦めないもの。でも…」
会って欲しくないのは、
鷹人を信じていないからじゃない。

「鷹人の目に、瞳が映るのさえ嫌なの。
瞳には、貴方の蔑みの視線さえもあげない。」

…ただの、私の独占欲。
「だって貴方は、私のモノだもの。」


私の髪に絡まる鷹人の指。
鷹人の目に映る…激しい恋情。

鷹人が、熱い吐息をはき出す。
「あぁ。約束する。あの女は愁に任せる。
俺は、お前のモノだからな。」

鷹人の返答に満足した私。
つい頬が緩んでしまう。

「ふふっ、うん。ありがとう。
貴方は私のモノ。私は…鷹人のモノ。」