貪欲に愛を欲す

「そして、あの女を完全に壊すのと同時に…お前の義理の親も壊す。」

「…親?」

「あぁ。調べたら色々出てきたぞ。
父親の横領、脱税。そして不倫。
母親は薬やってるらしい。」

私でも知らなかった事実に、驚愕するしかない。
…あの人たちは、そんなことまでしていたの?、、、有り得ない。

そして、そんな人達に悩まされていた自分がアホらしくなってきた。

「麗に対しては完全なる育児放棄だ。その他も諸々な。警察とメディアに証拠と同時に突き出す。人生終了だな。」

両親のやっていることは犯罪。
刑務所暮らしになることは確実だろう。

そして、義父はあれでも国会議員。
国会議員がそんなことをしていたなんて世にしれ渡ったら義父は生きていけないだろう。

きっと鷹人は私がお願いしたら公表するのを辞めてくれるだろう。
…勿論、止める気は無いけれど。

ずっと私を苦しめてきた人達にやっと罰が食らう。

上手く言えないけれど…“嬉しい”に似た感情を抱いている私は、悪女だろうか。


「…あの女には絶対に会わせねぇが、
義理の親と話してぇことがあるなら、
最後に会わせてやる。」
鷹人は、優しい。優しすぎるくらいに。

何時までも、私のことを考えてくれている。