貪欲に愛を欲す

これで、瞳と言われてしまったら…
生きていけないくせに。

「…比べる価値もねぇな。
俺には、お前しかいないんだから。」

“俺の気持ちが分からないか?”

鷹人から溢れ出すのは、
私への気持ち。

違う意味の涙が流れ、心は歓喜に震える。

「鷹人…私を、選ぶの?」

「そもそも俺には、お前以外の選択肢なんてねぇよ。」

「貴方はまだ、私のモノ?」

「一生、な。」

「私のこと…好き?」

「愛してる。」

ああ。私の唯一の男は、
私を選んでくれた。

「私もっ、愛してる…」

垂れていた腕を鷹人の背中に回し、抱きつく。

ニヤリと笑った鷹人。
強引に唇を塞がれる。

「んっ、」
荒々しいキス。苦しい…
けれど、その苦しさは鷹人の気持ちを表しているようで、すごく気持ちがいい。


だんだん息が続かなくなって、
トントンと鷹人の胸板を叩くと開放された唇。

「いいな?二度とぶれるな。
俺にはお前しかいねぇ。」

鷹人の真っ直ぐな目。
真っ黒の鷹人の目には私しか映っていない。

「鷹人、愛してる。」

「あぁ。俺も愛してる。」


私は、この人だけは譲らない。

「今まではね、全部全部諦めてた。
そうじゃないと傷つくから。」