貪欲に愛を欲す

「さようならー」

帰りの挨拶。

やっと1日が終わった。

「ふぅ、何だか疲れたなぁ」

「麗は久々の学校なんでしょ?
しゃーなしっ!お疲れ!」

授業が終わった瞬間からテンションが再び上がった百合に笑って、荷物を片付ける。

「あの、幸村くん。
今日はありがとうございました。
明日からもお願いします。」
隣で帰る私を待ってくれている幸村君に、
先に挨拶をする。

こんなこと言われると思っていなかったからか、びくっとした彼は、
「いえ」とだけ返した。

「麗は?黒崎さん迎えに来る感じ?」

「うん。早く行こっ」

やっと鷹人に会えることから、
私の気分は最高潮。
本当に早く会いたい。

「黒崎さん関わると急に乙女になるねぇ」
ひゅーと口笛をふくおじさんくさい百合。

「車までが護衛の仕事ですので。
行きましょう。」
幸村くんの声に従って、
後を百合と二人で追う。

「あ、美作さんと白藤さん、またね」
そんな時、私と百合に話しかけてくれた女の子たち4人組。

何だか嬉しくて。

「うん。またね。」と返すと微笑んでくれた。

隣では百合が顔を真っ赤にして固まってる。

ちょっと面倒なので、引き摺るようにして幸村くんの後をおった。