貪欲に愛を欲す

でも、麗は、初めて会った瞬間に仲良くなりたいって思った。


第一印象は、“美しー”だった。
人間とは思えない位に整った容姿。
甘い声。凛と視線を上げていて、歩くだけでも様になる。

ただ私は、麗の瞳に惚れた。

真っ黒の、漆黒の目。

どん底に居るような目。

一瞬で捕らえられた。

気づいたら私から話しかけてて。


そしたら彼女は案の定、
清楚系がギャル喋ってる!ってことにビックリしたような顔をした。

…やっぱ、こいつも同じかって思ってたらー

「天使がギャル語話してる。」
なんてバカ面白いこと言いやがった。

まぢうけちょん。

そして、友達になりたいなんて言ってくれて。

久々に、自分の口から“友達”なんて出た時にはもう泣きそうになっちったっつーの。

「あ、そーだ。麗、チョコあげる」

そう言って、差し出したチョコレート。
私がいつも持ってるやつ。

「わ、ありがと。」
そう言って口を開けて待つ麗。

…見た目美人な彼女が、こんな可愛いことするなんて…

可愛さにやられて口の中にほおりこむ。

「わ、美味し。甘いねぇ~」
綻んだ笑顔の麗。

つられて自分も笑顔になる。