貪欲に愛を欲す

「…天使がギャル語話してる。」

「ぶふふぅぅっ」

私の言葉に色気のない笑い方をする彼女。

「あははっ、外見に似合わないっしょ?」

豪快に笑う彼女は足を組む。
その姿は、清楚で弱そうな見た目からは想像が出来ないくらいで。でも…

「うん。でも、凄く可愛いギャップですね。
私のことは、麗って呼んで下さい。
…友達に、なってくれますか?」

この子は信じられると思った。

顔をくしゃりと曲げて笑う
白藤さん…百合。

「なるっ!まぢなるしっ!
うちらもう友達だしっ!」

私の手を掴んで横に振る百合。
今まで周りに居なかった感じの子で、
すごく新鮮。

…鷹人と出会った時のような安心感が心を包む。

「つうか、友達なんだからタメで!」

百合の口から発せられた“友達”
嬉しくて、笑顔になるのが自分でも分かる。

「うん。よろしくね、百合。」

私の言葉に何故か泣きそうな百合。


「はいはーい。仲良くなったの?いい事だとは思うけど僕の話も聞いてねー」

呆れるように話した志田先生。

「すみません」「はーい。ごめんっち。」
先生に謝って、2人で笑いあった。