貪欲に愛を欲す

「鷹人に盗聴器付きのネックレス作ってこいって言われた時に、麗ちゃんに嫌われるから辞めとけって反対したの俺。

なのにまさか喜んじゃうもんだから~?」

俺の言葉に納得した麗ちゃん。

「私が鷹人のことを嫌いになることは有り得ないよ。それに、盗聴器なんてずっと監視されてるみたいで嬉しいでしょ?」

ニコニコと笑う麗ちゃん。

「ちなみにGPSはそのピアスにあるからね?」

「あ、もう貰っちゃってたんだね?
ふふ、用意周到。ありがとう。」

…有り得ない束縛に感謝している麗ちゃん。


嬉しそうな麗ちゃんに、デレデレの顔でキスを落としている鷹人。

はっきり言って歪んでいると思う。

けど、鷹人の狂愛は、
麗ちゃんにとって必要なものなんだろう。

狂ってるけど、可笑しいけど。


…まぁ、俺は見守ろうと思う。


「あ、それとスマホね~」
麗ちゃんを抱き締めながらキスを落としている鷹人。

甘い雰囲気だけどもう慣れたから、
麗ちゃんに新品のスマホを差し出す。

「わ、え?これも?」

「うん。俺や鷹人と直ぐに連絡が取れるようにね。」

鷹人に、麗に必要なものを買ってこいと渡されたクレジットカード。

それで、スマホを買っておいた。