貪欲に愛を欲す

「わ、これ鷹羽の黒羽と同じ形だね?
凄く綺麗。」

「あぁ。お前にやる。ずっと付けとけ。
ちなみに俺とお揃いな。」

「え?鷹人も一緒?
ふふ、嬉しぃ。ありがとう。」

そんな会話をしながら微笑み合う2人。
喜んでいる麗ちゃんには悪いけど、
正直、鷹人はヤバいよねぇ。

ネックレスなんて束縛アイテムだし。
それ以上に、あのピアスをやるなんて。

俺でさえ詳しい話は知らないけれど、
あのピアスは鷹人が高校に上がる前から大切にしていた物だった。

俺でさえ、触ることは許されない。

少し前に鷹人の性欲処理の為に抱かれた馬鹿女が、あのピアスを触ろうとした時なんか鷹人がキレてすごいことになった。

まぁーうん。
顔面留めてなかったし。身体中骨折してたし。

それを止めに入った組員も何人か骨を折られていた。

そんなことがあってからというもの。
あのピアスには鷹羽の黒羽なんて名前がつけられて、その女が鷹人の本命かどうかはそのピアスに触れれるかで決まる。なんて馬鹿みたいな噂が立ち並んだ。

まぁ、実際そうなんだけどね?

勿論、鷹人の様子から、麗ちゃんがピアスに触らなくても本命ってことは分かる。

けどまさか、鷹人があのピアスを渡すなんて。