貪欲に愛を欲す

「うんうん。いいねぇ?
俺たちの代にいてくれたら良かったなぁ。もう高嶺の花だよねぇ~?
例え鷹人の女って分かってても手ぇ出しちゃうよ~?」

出た。愁のマシンガントーク。
若干、いや結構引いてる。

そんな私を抱き締める鷹人。

「いいか?男に話しかけられても無視しろ。近づいてくるようなら逃げろ。しつこい男は報告しろ。いいな?」

私を抱きしめ、髪に指を通す鷹人。

「うん。報告って誰に?」

「俺に決まってんだろ?殺るから。」

「ううん~鷹人ヤルの字が可笑しい~」

こんな極道全開の鷹人を前にしても、緩い喋り方の愁。…何かわからないけど、凄いことだと思う。

そして私を抱き上げて、ソファに座る。
勿論私は鷹人の上に乗っている。

この体勢が当たり前になっているのも
変な気がするんだよなぁ。

「分かった。」

「麗ちゃんの順応能力素晴らしいね?
うん、もういいんじゃない?」

何に感心しているか分からない愁が
うんうんと首を縦に振っている。


「あ、それとこれ~
頼まれてた物持ってきたよ?」

さっきから愁を無視しっぱなしの鷹人。
そんな鷹人はお構い無しに、
愁が小さな袋を手渡す。