貪欲に愛を欲す

それから、2人でごろごろして、
ご飯を食べて。

夕方になってから愁が来た。

結局、明日には通えるらしく、
制服に鞄に文房具などなど。

学校に必要なものは全て取り揃えてくれた。

「ありがとう」と愁に伝えたら照れていたけれど、鷹人に凄く痛そうな蹴りを貰っていて可哀想だった。


そして、今着ているのが愁に持ってきてもらった李鵬高校の制服。

鷹人から絶対に気崩すなと言われてることと、元々お洒落に疎いため、
規定の制服を着ている。

グレーを基調としたブレザー服で、
中にはセーター。胸元には白のリボン。

お嬢様が着てそうな、上品な制服でとても可愛い。


…汚い私には、似合わないなぁとしみじみ感じる。


やめやめと頬を叩いて、
着替えに使っていた寝室から出る。

「えっと、お待たせしました。」

私の制服を1番に見たいと言った
鷹人のお願いを叶えるために、
愁が持ってきてくれてからすぐ着替えた。

…自分は着替えてくれないのにね。

「似合うな。可愛い。」

眩しいくらいの笑顔を見せる鷹人。

「あ、ありがと。」
そんな笑顔で褒められるなんて思っていなくて少しテンパる。

嬉しいんだけど、ね。