「すごいね」 「もう、布も用意してあって」 家に沢山あったから、と付け加える。 一条くんを見ると、興味津々、というような顔をしていて。 少し……、いや、かなり嬉しかった。 一生懸命考えた看板だもん。 ひとりで作業しているときは、楽しさより、必死だったけど。 一条くんが興味を持ってくれたと思うと。 手伝ってくれるんだ、と思うと。 楽しくなってきた。 「一条くん……。手伝ってくれる?」 「もちろん」 ありがとう。 微笑んだ私。