「そ、そんな。誰だってキスなんかされたら意識するでしょ!」



焦ったように弁解するあさみ先輩。



「だから、その好きとかはまだ、よくわかんなくて…」



バッと、顔をあげた瞬間に



「……っ!」
 


チュッ



と、今度は先輩の唇に優しくキスをおとした。



「い、今…口に…」



キスのことを思い出したのかみるみる赤面する先輩に、



「じゃあ、先輩。俺のこともっと意識してよ」



そう呟いて、俺は再び唇を重ねた。





☆pattern2 END