¯¯¯¯¯放課後。
ハァ…1日ってこんなに長かったか?
そう思うくらい疲労感が半端じゃない。
先輩のところに行ってた時は、早すぎるぐらいに思っていた時間の経過も今ではかなり長い時間に感じた。
それよりも、なかなか帰る気になれなくてダラダラしていたらいつの間にか教室にはクラスメートの姿はない。
ポツンと、取り残された気がして無性にむなしくなった。
俺もサッサと帰ろ。
そう思い、バッグを手にして教室から出ようとした時だった。
「本田侑都!」
急にフルネームを呼ばれ、俺は慌てて振り返る。
この声って…まさか。
声がした方向を見ると、
そこには、あさみ先輩が立っていた。



