………少し蘭に似てるな。
ふと、そう感じて、思わず笑みがこぼれた。
「…で、先輩。白浜先輩へのプレゼントは……」
不安そうに俺を見る彼女。
「ん。これにする。明花ちゃんが見つけてくれたの以上のもの俺には見つけられなさそうだし、ありがとう。助かったよ。じゃ、ちょっと買ってくるわ」
「はい!」
パアッと、表情が明るくなった明花ちゃん。
本当に嬉しそうに、俺にペンダントを差し出してくる。
そんな彼女の反応を見て、久しぶりに本当に良い子だなぁとしみじみ感じた。
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とまぁ、そんなこんなで無事に蘭へのプレゼントを購入した俺。
ちなみに、店の人に綺麗にラッピングもしてもらい、準備万端。
店を出た俺と明花ちゃんは、近くにあるカフェで、時間を潰していた。
先ほどの明花ちゃんの友達から、そこのカフェに来ますと、連絡があったのだ。



