チョコレート記念日Ⅱ~ホワイトデー編~


「部活の先輩が言ってたんですけど永山先輩って、白浜先輩とは幼なじみなんですよね??いつから好きだったんですか!?」


「え、ちょっと、落ち着いて…」


「…ハッ!もしかして今日は白浜先輩のプレゼントを買いにこの店に!?そうなんですね!わぁ、素敵です!私も微力ながらお手伝いさせてもらいます!さぁ、行きましょう永山先輩。白浜先輩のために!」


最後は、明花ちゃんに引きづられるように店内を進んでいく俺。


…これってどういう展開なんだ?


ワクワクした表情で俺を引っ張る彼女に気づかれないようにソッと、肩を落とす。


よくわからないが、蘭へのプレゼント選びを手伝う気満々で、店内の商品をあれこれ物色し始めた。


まぁ、俺的には年の近い女子の意見を聞けてありがたいけど……。