独占欲強すぎヤンデレ王子に愛され過ぎて困ってます

「ほんっっとに覚えてないんだな?」
「はい」
即答えた。マジで覚えてないし。
「春風 湊 これでもか?」
春風 湊...え?
「湊?!」
うん、覚えてる。てか思い出した。ちっちゃい頃よく遊んでた人。家族ぐるみでよく一緒に色んなとこ行ってたし。幼馴染みたいな関係。でも、私が小3の時に引っ越したんだよ。湊。
「なんでここいるの?」
「お前がここいるって知ったから」
「ストーカーか」
私たちのやり取りをじっと見ていた教室にいるクラスメートが笑う。普段こんなこと言わないからね。心の中でしか。ってことは私のファーストキスは湊...。うん、すばら。だって、初恋の人だよ?すばらすばら。心の中で精一杯拍手する。誰に向けての拍手かはわかんないけど、くそ野郎って思うよりは初恋の人って思った方が素敵だし。
「で、俺が春風湊ってわかってもあの返事キッパリ断るの?」
「考える。」