...眠い。

いや、今も寝てるけれども。
一応目覚ましも鳴ってるり起きたくないなぁ...。
学校遅れるのもやだけど起きる方がよっぽどやだよ。

うとうとしながらそんなことを思っていると、

「星咲!いい加減起きなさい」

とめちゃめちゃ威勢のいい声と美しく剥がれてく私の掛け布団。
「んんん?」
「ん?じゃないわよ。もう 8時よ!いい加減起きなさいってば」
お母さんってば、冗談キツいよ。
それに私の趣味が寝ることって知ってるくせに..

もーちょい寝てよ。

ちょっとぐでぐだごろごろして起きる気になったから起きるとお母さんの冗談ってほんとだったらしい。
部屋の時計は8時30分をさしている。
あー遅刻確定。今頃皆クソつまらん朝の連絡とか聞いてるんだろうなぁ。別に、友達がいないとかいじめられてるとかって理由で学校に行きたくないって訳じゃない。ただ単に眠たいから寝てたいっていう、それだけ。
しかもさ、私がだらだらしてる間にみんなはつまらん先生の話し聞いてるんでしょ?
そー思うと謎の優越感が湧く。
最初、遅刻しだした頃は罪悪感しかなかったけどね。もうそんなんすらなくなった。
だらだら着替えてだらだらバックを持って2階の自分の部屋を出る。
階段を降りてテーブルに置いてあるお弁当を持ってパタパタと学校へ向かう。