あれから何もないまま
冬になっちゃいました。
陽先輩は、私の友達愛莉と付き合いだして諦めるしかないと思ってた。
それにもう先輩は卒業しちゃう……
幼なじみのここちゃんと一緒に帰りたくて3年の教室に向かった。
「ここちゃん〜
一緒に帰ろー!!」
と言い、前を向くとここちゃん以外にも人がいた。
陽先輩だった
「真凜!!
ちょいまってて」
と言い、帰る準備をしだすここちゃん。
この光景を見ると昔から変わらないなぁってよく思う笑
そして先輩と目が合った……
「真凜ちゃんだよね?」
今話しかけられてる??
「あ、はい!星見真凜です!陽先輩ですよね??」
「あ、やっぱ俺の事知ってた??」
そりゃもちろん!!
4月から先輩の事が好きでしたなんて言えないよ……
「あ、はい。愛莉の彼氏さんですよね」
「そうそう。真凜ちゃんは好きな人いるの?」
いきなりですか!?
そりゃーいますよ笑
目の前に……
「いますよ笑」
「その人と付き合ってるの?」
「あ、はい笑」
あ、嘘ついちゃった……
今はいないのに……


