……秘密があります

 ちょっと……

 いや、ものすごく腹を立てては居たのだが、健気な羽未を責めるのはお門違(かどちが)いだ。

 すべて上杉が悪い。

「いや、なんの話だっ」
と士郎が切れそうなことを思って頷きながら、帯刀は、あと少し時間があるのを確認し、この時間はあまり人の居ない大会議室のあるフロアに行った。