しゃぶしゃぶとか、まだ残暑厳しいこの季節にどうなんだと思ったが、店のクーラーが効きすぎていることもあり、ちょうどいい感じだった。
次は水菜を巻いて食べよう、と思ったとき、帯刀が言ってきた。
「お前、結構呑んでるが、酔わないな」
「酔わないですね。
薄めてあるのでしょうか、この酒」
と瓶ごと来た日本酒なのに、店に濡れ衣を着せる。
「酔うわけにはいかないと思ってるからですかね?」
と羽未《うみ》が言うと、
「何故だ」
と帯刀《たてわき》が言う。
いやいや、またひょいとお持ち帰られたら困るからですよ。
いや、もうこの女は結構だとか思ってるかもしれませんけどね、と思いながら、羽未は訊いてみた。
「課長は酔わないのですか」
「酔う予定はない」
この人たちは、なにしに来たんだろうという顔で、店員が見ながら通っていく。
大抵の客は、酔って気分が良くなるためか、酔って愚痴るために来ているからだ。
次は水菜を巻いて食べよう、と思ったとき、帯刀が言ってきた。
「お前、結構呑んでるが、酔わないな」
「酔わないですね。
薄めてあるのでしょうか、この酒」
と瓶ごと来た日本酒なのに、店に濡れ衣を着せる。
「酔うわけにはいかないと思ってるからですかね?」
と羽未《うみ》が言うと、
「何故だ」
と帯刀《たてわき》が言う。
いやいや、またひょいとお持ち帰られたら困るからですよ。
いや、もうこの女は結構だとか思ってるかもしれませんけどね、と思いながら、羽未は訊いてみた。
「課長は酔わないのですか」
「酔う予定はない」
この人たちは、なにしに来たんだろうという顔で、店員が見ながら通っていく。
大抵の客は、酔って気分が良くなるためか、酔って愚痴るために来ているからだ。



