何故、蜘蛛を退治したらキスなのですか。
っていうか、そういえば、最初の日、此処でキスしましたよね。
あのとき出来たことが、何故、今できないのか不思議だった。
ふと、
「なんで昨日できた計算が今日はできないのっ」
と母親に怒られたことなど思い出しながら、羽未が困っていると、
「明るいからかな」
と呟いて帯刀が窓を振り返る。
「カーテンを閉めてみよう」
と言いながら立ち上がっていた。
そのまま座ってるのも申し訳ないな、と思い、一緒にカーテンを閉めてみたが。
これだとキスしてくださいって言ってるみたいだな、と気づく。
っていうか、男の部屋で、自ら部屋を真っ暗にしようとする女、どうなんだ……と思っていたのだが。
帯刀と目が合ったとき、帯刀がちょっと微笑んでくれた気がして。
滅多に見ない帯刀の笑顔に、ちょっと照れながら、他のカーテンも閉めてしまった。
っていうか、そういえば、最初の日、此処でキスしましたよね。
あのとき出来たことが、何故、今できないのか不思議だった。
ふと、
「なんで昨日できた計算が今日はできないのっ」
と母親に怒られたことなど思い出しながら、羽未が困っていると、
「明るいからかな」
と呟いて帯刀が窓を振り返る。
「カーテンを閉めてみよう」
と言いながら立ち上がっていた。
そのまま座ってるのも申し訳ないな、と思い、一緒にカーテンを閉めてみたが。
これだとキスしてくださいって言ってるみたいだな、と気づく。
っていうか、男の部屋で、自ら部屋を真っ暗にしようとする女、どうなんだ……と思っていたのだが。
帯刀と目が合ったとき、帯刀がちょっと微笑んでくれた気がして。
滅多に見ない帯刀の笑顔に、ちょっと照れながら、他のカーテンも閉めてしまった。



