……秘密があります

 


「女の子の顎に指をかけて、クイッと持ち上げるのが、顎クイ。
 壁ドンからの顎クイもいいよね。

 じゃあ、壁ドンから行こう。
 体格のいいお前に壁ドンされて、逃げられない感じがきっと羽未ちゃん的には、きゅんだ。

 こう、壁ドンから、羽未ちゃんの顎に指をかけて、クイッ。
 わかった?」
と芳賀は丁寧に誰も居ない壁をドンして実践(じっせん)してみてくれた。

「こうして壁にドーン!
 顎に手をかけて、クイッ!」

 何度もクイッと芳賀が言うので、帯刀の頭の中では、オットセイ的なものがクイックイッと鳴いていたのだが。

 それを振り払い、頭の中で何度も復唱する。