「先生!保健室の先生!」
「まあまあ、さて新入生1号のお出ましか」
保険医の佐藤女史は、ノックされたドアにどうぞ!と声をかけた。
「急患です!あの、私のせいで」
「おいおい?」
「まあ。福岡君。それに、こっちは?」
学校1の問題児を連れてきた女子を心配した佐藤だったが、彼女は首を横に振った。
「私のことはどーでもいいです!こっちのふくよか先輩が、ふくよか先輩が」
動揺している美友にバツの悪そうな彼はひとまず椅子に座った。
「何があったの?」
「私がボールをぶつけてしまって。ふくよか先輩のお腹がこんなに腫れてしまったんです……」
「何ですって?ま、見ましょうか」
「ここで?」
そんな彼は上半身を裸にさせられた。
「ほら先生!ボールが当たってお腹にシワが食い込んで」
「これはね……三段腹よ。福岡君、何してんのよ!」