翌朝朝練をサボり、彼女が乗車する駅で待ち伏せする。
「っ!!」
遠くに見えた彼女の姿に絶句する。
菜月ちゃんかと思うほどバッサリ切られた短い髪…泣きはらしたような真っ赤で腫れぼったい目…。
昨日のうちにきもちを伝えなかったことをとんでもなく後悔する。
真っ白になった頭は何も考えられなくて気がつけば彼女に駆け寄り思いっきり抱きしめていた。
「好きだよ美月。
言うのか遅れてごめん。
美月、すきなんだ。
まだ、遅くないなら俺と付き合って下さい」
「叶くん…まだ、全然、全然全然遅くないよぉ。
ホントにホント?
叶くん、もう一度言ってぇ!」
「…さっき言ったからまた来年ね。1年に1度だけ伝えるよ。
うん、満月の夜にね」
「えっ?えぇぇっっ!!」
泣き叫びながら抱きしめた俺の背中を叩く彼女が堪らなく可愛い。
だから特別にもう一度だけ伝えよう。
「好きだよ美月。
俺の彼女になって」
涙でぐちゃぐちゃの顔の彼女にキスをする。
びっくりして泣き止んだ美月はそのまま恥ずかしそうに、真っ赤な顔を隠したくて俺にぎゅうっと抱きついた。
「っ!!」
遠くに見えた彼女の姿に絶句する。
菜月ちゃんかと思うほどバッサリ切られた短い髪…泣きはらしたような真っ赤で腫れぼったい目…。
昨日のうちにきもちを伝えなかったことをとんでもなく後悔する。
真っ白になった頭は何も考えられなくて気がつけば彼女に駆け寄り思いっきり抱きしめていた。
「好きだよ美月。
言うのか遅れてごめん。
美月、すきなんだ。
まだ、遅くないなら俺と付き合って下さい」
「叶くん…まだ、全然、全然全然遅くないよぉ。
ホントにホント?
叶くん、もう一度言ってぇ!」
「…さっき言ったからまた来年ね。1年に1度だけ伝えるよ。
うん、満月の夜にね」
「えっ?えぇぇっっ!!」
泣き叫びながら抱きしめた俺の背中を叩く彼女が堪らなく可愛い。
だから特別にもう一度だけ伝えよう。
「好きだよ美月。
俺の彼女になって」
涙でぐちゃぐちゃの顔の彼女にキスをする。
びっくりして泣き止んだ美月はそのまま恥ずかしそうに、真っ赤な顔を隠したくて俺にぎゅうっと抱きついた。


