確かに好きだった時もあった。
美月と私は好みが似ていて、同じ人を好きになることは何度もあり、春に向こうから告白された美月が付き合いはじめて私は彼のことをあきらめたのだ。
「嫌だ!やめて!私は笠井なんてすきじゃない!
美月と付き合ってるんでしょ!やめてよ笠井!」
「笠井!何やってんだよ」
突然教室に響いた声に、私が笠井を突き飛ばしたのと私から笠井を引き剥がしてくれたのは同時だった。
「大丈夫か!?
えっと…藤咲…美月?それとも菜月?」
このとき助けてくれた 天音修介とほどなくして私は付き合い始めた。
でも聞いてしまった。
天音が友達と話していたのを。
「天音、お前妹のほうが好きだったんじゃねぇの」
「まぁ、そうだったんだけどさ
妹は彼氏いるし、同じ顔だしこのさい菜月でもいいかなって。
どうせ俺ふたりの見分けつかないし、妹でも姉でもどっちだうっていいよ。どっちの藤咲も顔は可愛いしそれにヤレればどっちでもいいじゃん」
「最低だな天音」
男子の笑い声に耳をふさいで走りさった。
美月と私は好みが似ていて、同じ人を好きになることは何度もあり、春に向こうから告白された美月が付き合いはじめて私は彼のことをあきらめたのだ。
「嫌だ!やめて!私は笠井なんてすきじゃない!
美月と付き合ってるんでしょ!やめてよ笠井!」
「笠井!何やってんだよ」
突然教室に響いた声に、私が笠井を突き飛ばしたのと私から笠井を引き剥がしてくれたのは同時だった。
「大丈夫か!?
えっと…藤咲…美月?それとも菜月?」
このとき助けてくれた 天音修介とほどなくして私は付き合い始めた。
でも聞いてしまった。
天音が友達と話していたのを。
「天音、お前妹のほうが好きだったんじゃねぇの」
「まぁ、そうだったんだけどさ
妹は彼氏いるし、同じ顔だしこのさい菜月でもいいかなって。
どうせ俺ふたりの見分けつかないし、妹でも姉でもどっちだうっていいよ。どっちの藤咲も顔は可愛いしそれにヤレればどっちでもいいじゃん」
「最低だな天音」
男子の笑い声に耳をふさいで走りさった。


