夢を見ていた。
思い出したくない中3の夏の放課後の教室。
部活が終わり忘れ物をとりに教室に入ると誰もいない教室に追いかけるように彼は入ってきた。
ぎゅっと抱きしめられて壁に押し付けられた身体は身動きが取れなくて、ぐっと押し付けられた唇に逃げることができなかった。
「嫌!!やめて!!!」
「そんなに嫌がるなよ。
俺たち付き合ってるんだしそろそろいいだろ?美月」
首筋に押し付けられた唇とブラウスの裾から入り込んできた手に身体が硬直する。
「嫌っ!違うっ、美月じゃない!やめて!」
セミのなき声が響き渡る誰もいない放課後の教室。
美月と間違えられた私のファーストキスは美月の彼氏に奪われた。
「えっ!?あー…まぁいいよ美月じゃなくても。同じ顔だしそれにお前俺のこと好きなんじゃないの?
美月に内緒でお前とも付き合ってもいいぜ?」
耳を疑うような言葉にさらに私の身体は固まった。
思い出したくない中3の夏の放課後の教室。
部活が終わり忘れ物をとりに教室に入ると誰もいない教室に追いかけるように彼は入ってきた。
ぎゅっと抱きしめられて壁に押し付けられた身体は身動きが取れなくて、ぐっと押し付けられた唇に逃げることができなかった。
「嫌!!やめて!!!」
「そんなに嫌がるなよ。
俺たち付き合ってるんだしそろそろいいだろ?美月」
首筋に押し付けられた唇とブラウスの裾から入り込んできた手に身体が硬直する。
「嫌っ!違うっ、美月じゃない!やめて!」
セミのなき声が響き渡る誰もいない放課後の教室。
美月と間違えられた私のファーストキスは美月の彼氏に奪われた。
「えっ!?あー…まぁいいよ美月じゃなくても。同じ顔だしそれにお前俺のこと好きなんじゃないの?
美月に内緒でお前とも付き合ってもいいぜ?」
耳を疑うような言葉にさらに私の身体は固まった。


