だよな。

いきなりだもんな。

そりゃ、そんな顔するわ。

目を潤ませるほど驚いた顔の咲里。

こりゃ相当ビビってる。

けれど、ここまで来て後には引けない。

どうする俺?

俺は左手は咲里の腕を掴んだまま右手でスマホを操作する。

タイマーセット完了。

自分の決心が揺るがないためにも時間を制限することにした。

時間が終了するまでに咲里にちゃんと気持ちを伝える。

俺の100秒チャレンジが始まった。