「どんなに格好が悪くても朱音が作ってくれたらうれしいし、逆に朱音が作ったものしかいらないから」
「っ……」
「作ってくれてありがとう」
優しく笑うなんてずるくて、意地悪な笑みを浮かべていたのに不意打ちで優しく笑うなんてずるくて、顔を隠す意味も込めてふたたび目の前の大好きな人に抱きつく。
ベンチで抱き合うふたりなんてまわりに見られたら恥ずかしいけれど、今はいない。私たちだけだからと言い聞かせて腕に力を込める。
「うぅ……っ」
「今日は泣く日なのかよ」
「うん、あ……んまり他の女の子と話さないで……っ」
「はは、なにそれ、可愛いヤキモチだな」
「わかった。大丈夫、俺はお前しか好きになれないから」
「うん……っ」
咲夜が私のこと想っていてくれたこと、私が咲夜を想っていること。お互いに知らなかったけれど、重ねた体温、そして咲夜の言葉が両想いだということを伝えてくる。
うれしくて涙が溢れて、言葉にできない、言葉にしきれない想いを込めて抱きしめる。
すきだ、大好きだ、ほんとうに。
「っ……」
「作ってくれてありがとう」
優しく笑うなんてずるくて、意地悪な笑みを浮かべていたのに不意打ちで優しく笑うなんてずるくて、顔を隠す意味も込めてふたたび目の前の大好きな人に抱きつく。
ベンチで抱き合うふたりなんてまわりに見られたら恥ずかしいけれど、今はいない。私たちだけだからと言い聞かせて腕に力を込める。
「うぅ……っ」
「今日は泣く日なのかよ」
「うん、あ……んまり他の女の子と話さないで……っ」
「はは、なにそれ、可愛いヤキモチだな」
「わかった。大丈夫、俺はお前しか好きになれないから」
「うん……っ」
咲夜が私のこと想っていてくれたこと、私が咲夜を想っていること。お互いに知らなかったけれど、重ねた体温、そして咲夜の言葉が両想いだということを伝えてくる。
うれしくて涙が溢れて、言葉にできない、言葉にしきれない想いを込めて抱きしめる。
すきだ、大好きだ、ほんとうに。



