港の倉庫から帰る車の中、龍生が私の存在を確かめるように、きつく
抱きしめ深いキスをした。

「玲、お前唇が切れてる。」

しまった!やっぱり気づかれた!

「えっと・・・これは・・・。」

「なあ、俺と約束したよな。」

「・・・はい。」

「という事は、異論はないな。
 宗志、俺達はマンションに降ろせ。」

宗志も龍生の考えは了承済みとばかりに素直に頷く。



マンションの部屋に入った途端、壁に押し付けられ唇をふさがれる

そのままの状態で龍生のしなやかな指に弄られる身体

気持ちよさにクラクラしてきたところで、横抱きにされベットに運ばれ
結局朝まで、龍生の仕置きは続けられ解放されたのは明け方近くだった。



目覚めたのは昼過ぎ、ベットには私一人で慌てて服を着てリビングに
降りると、スッキリした顔の龍生がコーヒーを飲んでいた。

「起こしてくれればいいのに。」

「昨日は激しかったからな、もう大丈夫か?」

意地悪そうな顔でニヤニヤする龍生に軽く怒りが湧く。

もう、あれだけ動いてこの人の体力はどうなってるの?

「もう少ししたら、本家に行くぞ。」

「そうだね、蓮もお願いしたままだし、支度するね。」