わたくしが校章に向けて
,,リフレッシュ~~,,すると、部屋中が霧のように銀一色になってしまいましたわ。

皆様に見つめられて、心が舞い上がってしまったようですわね。
怒られるかしら?霧が晴れてきましたわ。
えっこれなに?校章が…キラキラしてますわね?
銀色ラメでコーティングされていますわ!絶対に怒られますわ…


「ごめんなさ…」

「こ、これは!マシェリー嬢!凄いですよ。私にもなんとなくですがパワーが感じられます!」


えっと~余計な事をしたから怒られるかと思いましたわ~
なんだか?喜んで貰えているようですわね?良かったですわ。


「それ…使えますか?なんだか…かなり強い魔法も弾きそうですが…」

「そうですね!感の良い人なら何か力を感じますが、悪い力では無く気持ちの良い感じなので、つけていると心地良く感じる様になると思うので、大丈夫です。
使わせていただきます」

「マシェリーちゃん、疲れてない?
ケーキ以外食べてないし、皆様もお忙しくなければご一緒に、ディナーを如何でしょうか?」


フレドリック殿下は流石ですわね、わたくしも少し疲れましたから、休憩は嬉しいです。
お腹も空きましたし。


「私はこの校章を明日にも、学園の生徒と教師の服に飾れるようにしたいので、お先に失礼致します。
マシェリー嬢、我等魔法学の部屋にも是非顔を出して下さい。
多少変人ですが、気の良い連中ばかりですので、では失礼します」


所長様は、素早く去っていかれました。魔法学…興味あります…


「私も仕事があるので失礼する。
後の事は、フレドリックに任せる。
マシェリー嬢、レオの事を正常に癒してくれた事、礼を言うぞ。
ありがとう。では、皆の者ゆっくりして行ってくれ」


陛下は、気さくな方ですが、威厳をかもしだしながら、騎士様達とご公務に行かれましたわ。流石皇帝陛下ですわね。


「後の方は大丈夫ですか?
では、隣の部屋に用意しておりますので、行きましょう」


隣の部屋には。美味しそうなディナーが、用意されていました。
とても品のある、繊細で美味しいディナーですわ。

王弟殿下は、エドウィン様の事を、ずっとわたくしに質問されていましたの。男の子はやはり、学園の事等話さないのかしら?
王弟殿下から、エドウィン様に対する、愛情をヒシヒシと感じてしまいました。学園に帰ったら、エドウィン様に報告致しましょう。
王弟殿下は、エドウィン様の事を安心されたのか笑顔で御帰りになりましたわ。良かったです。

フレドリック様とレオ様も、食事を終えられると、早々に退室されましたわ。
ご公務等お忙しそうです。

残ってしまったのは、わたくしとお父様。
そろそろわたくし学園に帰らないといけないのですが、どうしましょう?
お父様帰していただけるのかしら?


「マシェリー解っているよ。
私が学園迄送るから、安心しなさい。
その様な、不安そうな顔をしなくてもいいよ。
次の休みにも、きちんと帰って来なさい。
嫌な事があれば、直ぐにでも帰って来てもいいんだからね…
それでは送ろう」


お父様…嫌々感、満載ですわね。

大好きですお父様。