「おいちょっと待て、浮いた所しか見た事無かったが、そんなに使えたのか!?先程のレオのキラキラ見た時は、もしかしてと思ったが…そんなに…ありえねぇ」

「貴女の魔法は凄いねぇ~びっくりしましたよ。
一応は婚約者の私が、知らないとはいけませんね」


エドウィン様は立ち上がって驚き、早口になってますわ。
それに久しぶりの、キラキラスマイルウインク付きのレオナルド様…引きますわ…チャラ男王子。


「マシェリーちゃんこの国というか、私の知る限りは。
今現在、魔法を使えるものは多少存在して居るが…
それでも魔法は1つ多くて2つ、もしかして3つ使えるものは居るかも知れないという感じなんだよ…
それに、そんなに簡単には使えない…
なおかつ威力が素晴らしい!水.氷.風……特に銀の光は、私は初めてだね。
ボイス何か解るか?」


殿下は、イケメンボイス様に目線を合わせましたわ。
イケメンボイス様は、お名前ボイス様ですか?ダメです。
この状況でわたくしが爆笑なんてありえませんわ…大変です……吹き出しそうです~プッ


「そうですね、魔法力はトップクラスです。
レオ様の変化を鑑みると、再生?癒し?あの聖女と言われて居る者の力とは、違うと思います」

「えーとわたくしあれを使うときは,,リフレッシュ,,って思っていますの、如何でしょうか?」

「リフレッシュって…お前…」


エドウィン様に変な顔をされましたが、何故?リフレッシュは元気になって良いのでは?


「マシェリーらしくていいんじゃない!元気が一番よ!」

「はい!エマ」

「マシェリーちゃん改めて御礼をいうよ。
君のお陰で我が弟が助かったのだからね、あのままだと2つの精神の板挟みでレオはおかしくなっていたと思うからね。
本当に君のお陰だよ。ありがとう!」


殿下に手を握られて御礼を言われてしまいましたが、わたくし無意識の行為でしたのに…


「レオナルド様が、元に戻られて本当に良かったと思いますわ」

「ありがとうマシェリーちゃん。
後、私は魔法の事を陛下にどうしても報告しなければならないのだが、良いかい?」

「はい…わたくしも、そろそろかとは思っては居ましたから、お伝え下さい」

「それでは私はこれからレオを連れて王宮に報告に行くのだが、マシェリーちゃんは、宰相殿に報告に行くかい?
私が、マシェリーちゃんの魔法の事を話すのは、陛下と王弟殿下と魔法学の所長になるから、どうしても宰相殿の耳に入りやすくはなるんだ。
君から伝えたいなら、一緒に行って伝えたらどうだい?
明日までには学園に送るから」


どういたしましょう?
お父様に会うのを今度にすると、いつになるかわかりませんものね。
遅くはなりましたがホウレンソウ!ですわね


わたくしは、殿下にお願い致しまして、王宮に報告に行く事になりましたの。
エマとエドウィン様は学園に帰って、寮長様とメアリーに伝えて貰うように致しましたわ。




只今王族の馬車にわたくし乗っておりますが、全然揺れませんわ…
素晴らしいですわ…これ欲しいですわね~