学校の校門近くまで行く間、彼はずっと私に話しかけてきた。ほとんどが彼自身の話だったけれど、他人の話を聞くのが楽しいと思うのは久々だった。
「あ、あれが学校?」
「そう。あとはただ進むだけだから」
周りは同じ学校の生徒でいっぱいになっていた。見覚えのある顔が視界に入る度に私の心拍数が上がっていった。
なんだろう、凄く緊張する。
嫌な感じ……。
早くここから離れたい。
「ごめん。あとは一人で行けるよね?私、用事思い出したから先に行くね」
私は早口で中里くんにそう言うと急いで校門に向かって走り出した。
中里くんは同じクラスじゃないし、これっきりの関係のはず。置いていってごめんなさい。でもこれでさよならだから。
「わっ」
校門を抜けて下駄箱へ向かうと、誰かにぶつかった。私はその衝撃で玄関にしりもちをついた。
「いったっ!……あれ、浮気女じゃん」
聞き覚えのある声に背筋が凍った。ゆっくりと顔を上げると“彼”は私を悪意のある目で見下していた。
「あー、お前と付き合ってたことがマジで黒歴史。責任とって欲しいわ〜」
「あ、あれが学校?」
「そう。あとはただ進むだけだから」
周りは同じ学校の生徒でいっぱいになっていた。見覚えのある顔が視界に入る度に私の心拍数が上がっていった。
なんだろう、凄く緊張する。
嫌な感じ……。
早くここから離れたい。
「ごめん。あとは一人で行けるよね?私、用事思い出したから先に行くね」
私は早口で中里くんにそう言うと急いで校門に向かって走り出した。
中里くんは同じクラスじゃないし、これっきりの関係のはず。置いていってごめんなさい。でもこれでさよならだから。
「わっ」
校門を抜けて下駄箱へ向かうと、誰かにぶつかった。私はその衝撃で玄関にしりもちをついた。
「いったっ!……あれ、浮気女じゃん」
聞き覚えのある声に背筋が凍った。ゆっくりと顔を上げると“彼”は私を悪意のある目で見下していた。
「あー、お前と付き合ってたことがマジで黒歴史。責任とって欲しいわ〜」



