「え、ちょ、ちょっと待ってよ」
“6月11日、水曜日”
スマホの画面に表示されていたのは有り得ない日付だった。
「なんで?え?どういうこと?」
私は3月20日に屋上から飛び降りたはず!それがどうして6月なの!?
「携帯が壊れてる?いや、そもそもこれは夢?意味がわからない……」
頭が混乱し、焦っていた時だった。
誰かが私の部屋の扉をノックする音が聞こえた。
「ねぇ、起きてんの?」
扉の外から妹、咲(サキ)の冷たい声が聞こえてきた。
「お、起きてるよ……」
「お父さんが怒るから早く降りてきて」
私が返事をすると足音がどんどん遠のいていった。
なにがなんだかわからないけれど、とにかくリビングに降りないと……。
私はお父さんに怒られることを考え、すぐにリビングへ降りることにした。
「おはよう……ございます」
部屋着姿のままリビングへと顔を出すと新聞紙を読むお父さんと目が合った。
「穂希、なんだその服。学校へ行く気がないのか!」
お父さんの怒鳴り声を聞き、身体が硬直し始めた。
「ご、ごめんなさいお父さん。ちょっとぼーっとしてました……」
“6月11日、水曜日”
スマホの画面に表示されていたのは有り得ない日付だった。
「なんで?え?どういうこと?」
私は3月20日に屋上から飛び降りたはず!それがどうして6月なの!?
「携帯が壊れてる?いや、そもそもこれは夢?意味がわからない……」
頭が混乱し、焦っていた時だった。
誰かが私の部屋の扉をノックする音が聞こえた。
「ねぇ、起きてんの?」
扉の外から妹、咲(サキ)の冷たい声が聞こえてきた。
「お、起きてるよ……」
「お父さんが怒るから早く降りてきて」
私が返事をすると足音がどんどん遠のいていった。
なにがなんだかわからないけれど、とにかくリビングに降りないと……。
私はお父さんに怒られることを考え、すぐにリビングへ降りることにした。
「おはよう……ございます」
部屋着姿のままリビングへと顔を出すと新聞紙を読むお父さんと目が合った。
「穂希、なんだその服。学校へ行く気がないのか!」
お父さんの怒鳴り声を聞き、身体が硬直し始めた。
「ご、ごめんなさいお父さん。ちょっとぼーっとしてました……」