「未茉さん、君はどこの高校行きたいんだね?」
「んー。まだ分からねぇなぁ。」
弟達とピコピコとゲーム機を連打しながら興味なさそうに答えると、
「なぜお兄さんの行かれた名門王子学院高校への進学は辞めたのかい?それとも都内もうひとつの強豪大成高校へ行くためかな?」
女子のインターハイ常連高の名前をあげるも、
「王子高は勉強についていけねぇもん!大成は遠いし、高校は近いとこでいいんだよ!!」
「ち・・近いとこって!?」
「ママぁー!この近くでバスケ部ある偏差値50以下の高校どこー?!」
「わりとこっから近いのは明徳学園かしらぁ?」
「ふーん。じゃそこに行こっかなぁ!」
「はっ!!?明徳ぅっ!!?」
耳を疑うようなその名前に監督は飛び上がった。
「明徳って…なんの冗談です!?明徳なんて全国も東京ですら、インターハイにも出場経験もない無名高ですよ!?」
「ふーん。」
ドカンドカンッ!!と弟達にゲームで攻撃しつづけると、
「アネキぃ!!ざけんなっ!!」



