カラーボールを用意すればお金が手に入る。


そんなこと、真弥に言ってもきっと信じない。


それ所か、怪しいことに手を貸しているのではないかと、怪しまれてしまうだろう。


「実は、友達の彼女がストーカーに狙われてるみたいなんだ」


「ストーカー?」


真弥が目を見開いて俺を見る。


俺は頭の中でどうにかつじつま合わせを考えた。


「そう。で、昨日その犯人が誰なのかわかったらしくて、今日彼女に付きまあとっているところを目撃したら捕まえてやることになったらしい」


「そんなことして大丈夫なの? 警察とかに相談した方がいいよ!」