会長候補はSweets☆王子!?

「おいっ! お前ら、チーマキちゃんに言い掛かり付けるんじゃねえぞ!!」


 全身の震えが、一瞬でストップするくらいに大きな声で、池永君が女子たちを一喝します。

「池永君……」


「大概にせえよ!? コラ!!
 集団やないと、お前らはチーマキちゃんに文句一つ言えんのか!
……何だったら、俺が相手になってやろうか!!」

 
 涼香ちゃんも、普段のおちゃらけ具合とは全く違う池永君の凄みに圧倒され、口をポカーンと開けて、ただただ成り行きを見守っているだけでした。

「い、いや、あたし達は別に……」

 ヤンキーさんの中心的ポジションの彼女は、池永君の血走った目、しっかりと握り締められた拳にたじろいでいます。

 他の取り巻きさんも皆そうでした。


「誤解のないように言っておく。
 チーマキちゃんを一方的に誘ったのは、この俺だ!
 チーマキちゃんに因縁つけるのは、首違いってもんだよ」


(首違い? ああ、筋違いのことを言いたいんですね)