ザアアアア…


雨音だけが鳴り響く


周りは火に囲まれていて、私は倒れたまま。


誰も助けてはくれない…



そう思っていた



「どうしたの?由菜。大丈夫?」


驚いた。彼がここにいたから彼は咳き込みながら私に言う。


「ちょっとごめんね」



そんな彼は私を優しく抱きかかえた。



これが、私と彼の最初の出会いだった。