現世も今世も、アンジェリ―ナは恋愛イベントになど興味がない。前世で恋愛ゲームである『王子と乙女のセレナーデ』をプレイしたのも、エリーゼのスチルを獲得したかったからだ。
今のアンジェリ―ナの目的は、ネクラ人生を大成することだけだ。
恋愛沙汰を持ち込むイケメン騎士など、邪魔者以外の何でもない。
「アンジェリ―ナ様、どうかされましたか? 顔色が悪いですよ」
「……大丈夫よ。彼のことを思い出しただけ。塔の下で倒れられていたから、ここにお連れしたのよ。騎士団長ならお忙しいでしょうし、体調がよくなり次第城に戻ってもらいましょう」
「それもそうですね。でも、どうしてビクター様ともあろうお方がこんなところにいらっしゃったのでしょう? 警備の関係か何かですかね?」
「さあ……」
おそらく私を攻略しに来たとは言えないし、言いたくもない。
(これじゃあ、恋愛観察バラエティどころじゃないわ)
ララにバレないよう、アンジェリ―ナはこっそり深い溜息を吐いたのだった。
今のアンジェリ―ナの目的は、ネクラ人生を大成することだけだ。
恋愛沙汰を持ち込むイケメン騎士など、邪魔者以外の何でもない。
「アンジェリ―ナ様、どうかされましたか? 顔色が悪いですよ」
「……大丈夫よ。彼のことを思い出しただけ。塔の下で倒れられていたから、ここにお連れしたのよ。騎士団長ならお忙しいでしょうし、体調がよくなり次第城に戻ってもらいましょう」
「それもそうですね。でも、どうしてビクター様ともあろうお方がこんなところにいらっしゃったのでしょう? 警備の関係か何かですかね?」
「さあ……」
おそらく私を攻略しに来たとは言えないし、言いたくもない。
(これじゃあ、恋愛観察バラエティどころじゃないわ)
ララにバレないよう、アンジェリ―ナはこっそり深い溜息を吐いたのだった。



