エリーゼが震えながら入室を拒んでいると、『ふふふ。エリーゼ様のお好きなものですわ』とアンジェリ―ナに手を引かれ無理矢理中に押し込められた。
『かわいいとお思いになられません?』
『か、かわいい……?』
エリーゼがおそるおそる檻のひとつを覗き込めば、丸い滑車のようなものの中を走っていた薄汚いネズミが、こちらに目を向け牙を光らせた。
『きゃああ! ネズミ!』
『喜んでいただけたようで何よりですわ。本当はハムスターを大量に飼うのが夢だったのですが、この世界にハムスターはいないようなので、ドブネズミの家族を捕まえたのです。すぐに、ネズミ算式に増えていきましたわ』
檻の中を順々に見ながら、アンジェリ―ナがひどく上機嫌にわけのわからないことを話しかけてくる。
『ララにも教えずにこっそりはじめた趣味だったのですが、エリーゼ様に見抜かれて驚きました。やはり、エリーゼ様は聡明な方でいらっしゃいますわ』
『見抜いた? 私、そのようなことは口にしていませんわ』
『かわいいとお思いになられません?』
『か、かわいい……?』
エリーゼがおそるおそる檻のひとつを覗き込めば、丸い滑車のようなものの中を走っていた薄汚いネズミが、こちらに目を向け牙を光らせた。
『きゃああ! ネズミ!』
『喜んでいただけたようで何よりですわ。本当はハムスターを大量に飼うのが夢だったのですが、この世界にハムスターはいないようなので、ドブネズミの家族を捕まえたのです。すぐに、ネズミ算式に増えていきましたわ』
檻の中を順々に見ながら、アンジェリ―ナがひどく上機嫌にわけのわからないことを話しかけてくる。
『ララにも教えずにこっそりはじめた趣味だったのですが、エリーゼ様に見抜かれて驚きました。やはり、エリーゼ様は聡明な方でいらっしゃいますわ』
『見抜いた? 私、そのようなことは口にしていませんわ』



