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「一体何なの、あの女……!」
夜もとことんまで深まってからようやくアンジェリ―ナから解放されたエリーゼは、与えられた一室のベッドに腰かけ、ゼハゼハと息を吐いていた。
夕食後、アンジェリ―ナはエリーゼに塔中を案内したいと言いだした。エリーゼがやんわり断るどころか、断固拒絶しても、アンジェリ―ナは頑なだった。
そしてついに折れたエリーゼは、約三時間もかけて、階段だらけのこの塔全体を連れまわされる羽目になったのだ。
どこもかしこも薄暗く、湿っぽくて、死臭に似た匂いが漂っていた。
とりわけおぞましかったのが、地下と最上階だ。
『ゆっくりご覧になって!』とやたらハイテンションに案内された地下には、図書館のごとく棚がズラリと並び、中には瓶が所狭しと敷き詰まっていた。
透明の瓶の内部には、虫のような、茎のような、なんとも気持ちの悪いひょろひょろとしたものが値を張り巡らせていたのだ。そのわけの分からない物体の観察に、一時間も付き合わされた。
それから、最上階だ。最上階である六階の一室にはこれまた小さな檻がズラリと並んでいた。
檻のひとつひとつから、ガタゴトガタゴトという奇妙な物音がしきりに響いている。
『な、なんですの? これは……』
「一体何なの、あの女……!」
夜もとことんまで深まってからようやくアンジェリ―ナから解放されたエリーゼは、与えられた一室のベッドに腰かけ、ゼハゼハと息を吐いていた。
夕食後、アンジェリ―ナはエリーゼに塔中を案内したいと言いだした。エリーゼがやんわり断るどころか、断固拒絶しても、アンジェリ―ナは頑なだった。
そしてついに折れたエリーゼは、約三時間もかけて、階段だらけのこの塔全体を連れまわされる羽目になったのだ。
どこもかしこも薄暗く、湿っぽくて、死臭に似た匂いが漂っていた。
とりわけおぞましかったのが、地下と最上階だ。
『ゆっくりご覧になって!』とやたらハイテンションに案内された地下には、図書館のごとく棚がズラリと並び、中には瓶が所狭しと敷き詰まっていた。
透明の瓶の内部には、虫のような、茎のような、なんとも気持ちの悪いひょろひょろとしたものが値を張り巡らせていたのだ。そのわけの分からない物体の観察に、一時間も付き合わされた。
それから、最上階だ。最上階である六階の一室にはこれまた小さな檻がズラリと並んでいた。
檻のひとつひとつから、ガタゴトガタゴトという奇妙な物音がしきりに響いている。
『な、なんですの? これは……』



