「ところで――こんなところに長居するつもりはございませんので、本題に入らさせていただきます」
もやしケーキを怪しむような目で見ながら、エリーゼが言った。
「ええ、どうぞ」
するとエリーゼは、幼さの残るその顔に露骨に闘志を浮かべ、スチュアートといるときの彼女からは考えられないほどドスの効いた声を出す。
「あなたは、スチュアート殿下の怒りを買った罪人中の罪人。出しゃばった真似は、今後控えていただきたいのです」
アンジェリ―ナは、ローズレッドの豊かな髪を揺らしながら首を傾げた。
「でしゃばった真似、と申しますと?」
「ラスカル大臣のことにございます」
「ラスカル?」
(エリーゼ様は、あらいぐまでも飼われているのかしら?)
想像して、アンジェリ―ナは微笑ましくなった。なぜか笑みを強めたアンジェリ―ナに胡乱な眼差しを向けながら、エリーゼは話を続ける。
「どういう手段を用いたのか知りませんが、彼にアッサラーン王国との友好条約を促したのはあなたでしょう? 私もスチュアート様も、傲慢なポルトス王国との友好条約締結には反対でしたのに」
「……?」
もやしケーキを怪しむような目で見ながら、エリーゼが言った。
「ええ、どうぞ」
するとエリーゼは、幼さの残るその顔に露骨に闘志を浮かべ、スチュアートといるときの彼女からは考えられないほどドスの効いた声を出す。
「あなたは、スチュアート殿下の怒りを買った罪人中の罪人。出しゃばった真似は、今後控えていただきたいのです」
アンジェリ―ナは、ローズレッドの豊かな髪を揺らしながら首を傾げた。
「でしゃばった真似、と申しますと?」
「ラスカル大臣のことにございます」
「ラスカル?」
(エリーゼ様は、あらいぐまでも飼われているのかしら?)
想像して、アンジェリ―ナは微笑ましくなった。なぜか笑みを強めたアンジェリ―ナに胡乱な眼差しを向けながら、エリーゼは話を続ける。
「どういう手段を用いたのか知りませんが、彼にアッサラーン王国との友好条約を促したのはあなたでしょう? 私もスチュアート様も、傲慢なポルトス王国との友好条約締結には反対でしたのに」
「……?」



