140度の彼方で、きみとあの日 見上げた星空

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梅雨が近づく。

この季節になるとジメジメ汗ばむ日も増えて、カエルの鳴き声も大合唱になってくる。

この感じ、やっぱりニューギニアの森に似ていて懐かしい。


昇さんに見せるために持って行った写真を向こうに置いてきてしまったあたしは、晶のお父さんのほとぼりが冷めた頃、晶のひいおじいちゃんに謝りに行った。


「おじいちゃん、いる?」

「いるよ」

「おとうさんは?」

「いない」


ふたりで、くすくすと笑う。