爆撃以前に果てたような人も少なくなくて、ウジの巣になりながら雨に打たれた頭の部分が白骨化している人。 まだ、息がある人も。 目を合わすのもままならないほど衰弱して、かろうじて呼吸だけしてる、そんな人たち。 うわごとのようにお経を呟いている人や、あたしを見てサルミまで連れて行ってくれと縋ってくる人もいた。 だけどみんなもう大した腕力はなくて、あたしが軽く振り払うだけで折れ曲がるように崩れ落ちていった。 「ごめんなさい…っ!」